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卸会社さんよりIsoTekのパワーコンディショナーEVO3 SIGMASのデモ機をお借りしました。
1週間ほどの試用期間をとっていただきましたが、買取・納品が重なり、なかなかテストする時間が取れず、返却日の前日にテストすることになりました。

Isotekのパワーコンディショナーは、「デルタフィルター」という低抵抗コイルと高性能コンデンサーを用いた独自のフィルター回路により、電源などから混入するノーマルモード・ノイズと携帯電話やWi-Fi信号などの空気中を飛び交う電波によるコモン・モード7・ノイズの両方に対して効果を発揮します。
SIGMASでは電源入力から出力までにデルタフィルター回路を3回(低出力用コンセントの場合)通すことにより、ノイズを除去し、クリーンな電源を機材に供給します。
またSIGMASには入力電圧・THD(歪率)を表示するLEDディスプレイが付いています。

使用機材は
CDP:Marantz SA-14S1
AMP:Marantz PM-14S1
SP:Monitor Audio Silver200 で聴いてみました。

BELDEN PS1650(電源タップ)にEVO3 SIGMASを挟み、アンプとプレーヤーの電源を取ることで、コンディショナーとしての効果を探ってみます。
PS1650から電源を取って聴いた後に、EVO3 SIGMASにアンプとCDプレーヤーの電源ケーブルを繋ぎかえて試聴しました。

~試聴~
これはびっくり。
アンプのボリュームは-40dbに揃えて試聴したのですが、曲の出だしから明らかに音が違っています。
ノイズが低減されるためなのか、音の背後のもやっとした感じが減ります。
そしてスッキリかつ緻密な音場がやや奥の方へ展開されるようになります。
何といいますか、もっと上質な機材で鳴らしているかのような錯覚を覚えます。
錯覚と述べましたが、むしろ、こちらの音こそがこの組み合わせの本当の音なのでしょう。
電源ノイズを低減することで、ここまで音が変わるとは思っていませんでしたので、この変化には驚きました。

標準価格が480,000円(税別)という事で、なかなか高価な品物ですが、その効果は素晴らしいと思います。
ある程度のシステムを組んでおり、更にランクアップを図りたいという方に向いているのではないでしょうか。

担当S

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