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先日、展示いたしましたDENON AVR-X1500HとDALI SPEKTORシリーズですが、いい設置場所が取れなかったため、とりあえずDENON 2500シリーズを入れたラックの前で運用していました。
ホームシアターの体験ができるようになりました

さすがに2500シリーズを鳴らせないのは都合が悪いので、シアターシステムの展示場所の移動を検討したところ、2階の和室を使えばいいのではないかという結論に至りました。
和室は展示品や梱包用のダンボール箱置き場として使用していますが、ただの物置にしているのはもったいないと以前から思っていました。

そこで和室を改造して試聴室兼シアター体験ルームとして使えるようにします。
この和室は6畳の広さで一般的な環境と近いため機材を部屋に置いた時のイメージがし易くなるでしょうし、2階の方が静かですので音の判断もやりやすいのではないかという理由です。

本気で音の良い試聴室を作る場合は、床・壁・天井の補強や改造が必要になりますが、今回はごく普通の6畳間オーディオルームを作るのが目的ですので、あまり弄りません。
この部屋は廊下より20cmほど高さがある小上がり和室のため、移動の際に段差につまずく危険性がありますので、小上がりの床は解体することにしました。

いつもお世話になっている木工屋さんに畳と上がっていた床を解体していただくと、コンクリートの基礎が出てきました。
床は廊下と同じくタイルマットの仕様になっているものだと想像していましたが、予想が裏切られました。
さすがにコンクリートの床では使い勝手が悪いので、ご近所のリフォーム事業も行っている畳屋さんにタイルカーペットを貼っていただきました。

カーペットの取り付け工事が完成したので、とりあえず私物のスクリーンとプロジェクターを持ってきました。
音響機材はMARANTZ PM8005とDENON DNP-730RE、DALI SPEKTOR6を1階から上げました。
一応、機材が揃ったので接続してWi-fiでSpotifyから試聴用としてよく聴く曲を流してみましたが、鳴らした感想は「おいおい、この部屋ものすごく音が悪いぞ」というもの。
ボワボワの低音、高域はうるさく、音に立体感は全くなく聴けたものじゃない音です。
ここまでひどい音は久しぶりに聴きました。
SPEKTOR6を1階で鳴らしていた時はなかなかいい感じで鳴っていたので、音の悪い原因が部屋であることは間違いありません。
何とかして改善しないと、この音では試聴室として使えません。

さて、どうすればこの部屋の音を改善して試聴室として使えるようになるのでしょうか。
このお話はルームチューニング編として数回続きます。
ご覧いただいている皆様のお役に立つ話となるかもしれません。
乞うご期待。

担当S

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