ブログ

新品コーナーの模様替えを行い、ケーブル類やアナログアクセサリー類を展示している棚の上が空いたので、アナログ再生システムを組んでみました。
今回はコンパクトかつ優しい音色でレコードを鳴らすシステムを目指してみます。

オーディオシステムを組むときに、最初に選ぶべきはスピーカーです。
サイズや予算も大事ですが、やはり聴いてみて自分自身の好みに合うものを選びましょう。
当方の経験上、値段が高い高級機の性能が優れているのはほぼ間違いありませんが、その音が自分に合うかどうかは別です。
コンパクトで音がいいものということで、DALIのスピーカー MENUETにしました。

小さめのサイズでバランスが良く、美しい音を聴かせてくれるスピーカーです。

スピーカーを決めたので、続いてプレーヤーを選びましょう。
小さめなサイズで使い勝手のいいレコードプレーヤーで、最初に思い浮かんだのはDENONのDP-400です。
プレーヤー本体にフォノイコライザー内蔵、さらにレコードの終わりでアームが上がるオートリフトアップ機能まで付いた至れり尽くせりな仕様ですが、今回は見送ります。
(DP-400を選んだ場合は、DENONのプリメインアンプPMA-60と組み合わせればコンパクトでスタイリッシュなシステムが出来上がります)

スピーカーがデンマークのDALIですので、プレーヤーも欧州のブランドから選んでヨーロピアンなシステムを目指してみます。
そんな理由から英国REGAのプレーヤー Planar2を選びました。
付属のカートリッジはデンマークORTOFONのカートリッジ2M Blueに交換してあります。


デザインがかっこいいREGAのスタンダードモデル。
ORTOFON史上最高のMMカートリッジ「2Mシリーズ」からコストパフォーマンスに優れる2M Blueをチョイス。

最後にアンプになります。
先ほど選んだREGA Planar2はフォノイコライザーを内蔵していませんので、アンプ側に付いている物をもってこないといけません。
アンプで当店の展示品がある欧州ブランド製品だとELAC EA101EQ-Gがありますが、フォノイコライザーを内蔵していませんので外します。
次に考えたのは欧州で人気の高いMARANTZ PM6006ですが、無難すぎる気がするので今回はパスします。
(PM6006とCD6006のコンビは欧州で権威のあるEISA AWARDの「EUROPEAN STEREO SYSTEM 2016-2017」部門においてBest Productに選ばれています)
結局、アンプはTRIODEの真空管アンプLuminous84にしました。
優しい音色でレコードを鳴らすという目的に合いそうですし、真空管は東欧スロバキアJJ社製のものが採用されていますので、ある意味ヨーロピアンな製品とも言えなくもありません。

6QB5(EL84)真空管を使用し11Wと必要十分な出力を持ちます。
MMカートリッジ用フォノイコライザー機能がありますので、レコードプレーヤーも繋げます。

数枚聴いてみましたが、優しい音色でレコードを鳴らすという目的は十分に達成できているのではないかと思います。
しばらくはこの組み合わせで鳴るようになっていますので、店頭でご確認ください。

担当S

コメントは利用できません。