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買取でYAMAHAのレコードプレーヤー GT-2000が入ってきました。
GT-2000は1980年代半ば頃に販売されたモデルで、製造後30年以上経っています。
どうやら経年による劣化でアームリフターのグリスが抜けてしまっているようで、リフターを下ろすと針先が盤にストンと落ちるような状態となっています。
勢いのついた状態で針が盤に降りると、針先や盤に悪影響を及ぼす可能性があるので修理することにしましょう。

アームを本体から取り外して分解していきます。


リフター部の軸が見えるところまで来ました。
ここからリフターの軸を外して、軸と軸受にグリスを薄く塗ります。
後は逆の手順で組み立てれば完成です。
修理後はスーッとちょうどいい速さで降りるようになりました。

このGT-2000にはオプションのアートアームリフターが装着されているのですが、回路部を見たところ、ハンダが痩せていましたので、ついでに修正しておきます。
やはり30年くらい経っていると様々なところが傷んできています。
長く使おうと思うとメンテナンスが大切ですね。

担当S

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