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今日はTANNOYのRectangular GRF(RED15)を鳴らしてみました。
「(商品画像を撮るため)台車に乗せたついでに鳴らしてみようかな」という気持ちで閉店後から鳴らし始めたのですが、気が付いたら4時間近く経過していました。
どうやらオールドTANNOYの魔力に、はまっているようです。


アンプは管球式のほうがいいだろうという考えから、TRIODE TRV-A300XRを持ってきました。
CDプレーヤーはとりあえずDENONのDCD-1600NEでやってみましょう。

鳴らすのが久々ですので、目覚めが悪いですね。
用事をしながら1時間くらい鳴らしていると、だんだん良くなってきました。

このRectangular GRFの中に入っているユニットはMONITOR REDの15インチです。

マグネット部のカバーが赤い色をしていることからMONITOR REDと呼ばれているのですが、その中でも前期・後期モデルに分かれており、画像のピンク色のカバーが付いているのは後期モデルとなります。
MONITOR REDの後継機種に当たるMONITOR GOLDが出始めたのが1960年代の後半で、それ以前に製造されたユニットですので、このスピーカーユニットが製造後50年以上経過しているのは間違いないでしょう。

そんな古いユニットを使用しているRectangular GRFですので、やはり現代のスピーカーと比べると、高域の伸びが不足しておりナローレンジな所はあります。
ですが余裕のある低域と濃密な中域でうまくカバーし、その点をほぼ意識させません。

このスピーカーで聴いていると、音楽がすっと体に入っていくような感覚を憶えます。
おそらく音が柔らかく耳なじみがいいので、そのような気持ちになるのでしょう。

セッティングを変えてみたり、DENON DA-310USBを持ってきてPCからストリーミング音楽配信などを聴いていたら、聴きはじめてから4時間ほど経っていました。
今回はオールドTANNOYにやられましたね。
現代のスピーカーにはない独特な魅力があります。
興味をお持ちの方はぜひ当店でご体験ください。

担当S

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