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前回の続きになります。
そうだ。試聴室を作ろう。第1話
部屋自体はできましたが、あまりに音が悪く使用に耐えませんので、改善方法を探っていきます。

現在のところ、機材やラック・ソファしか置いていませんので、響きが多く反射音が騒がしい状態となっています。
(簡単な見取り図)

反射音は普通の部屋だと家具やカーペット、カーテンなどで適度に吸収・拡散されます。
この部屋は物が少なく、吸音が不足しており、響きが過剰な状態となっています。
そこで手始めに入り口のドア、窓とクローゼットの扉にカーテンを掛けてることにしました。
カーテンは吸音効果がありますので、これだけでも響きが低減されるでしょう。

カーテンを掛けただけでも、音にスッキリ感が出てきて聴きやすい音へと変わりました。

続いて正面のスピーカー側から実験を行ってみます。
1階からクリプトンの調音パネルAP-R50を持ってきましたので、反射面を表にして置いてみます。

音にしっかり感が出て、前へ出てくる感じですね。

追加でスピーカーの背後に20cm角のクッションを2個ずつ置いてみます。

スピーカーの背面の反響と部屋の隅のこもり音が低減され、すっきり感が増します。
だいぶ聴きやすい音になってきました。

ソファの後ろ側角にAP-R50を置き、更なる吸音効果を得るためクッションを大量投入します。

この吸音効果はかなりのものがありました。
音に少しいやな響きが残っていますが、とりあえず合格点をつけられるレベルにまで改善されました。

今回の実験で、正面で音を反射させてスピーカー背面とリスニングポイント付近で吸音を行えば、しっかり感がありつつ、すっきりとした鳴り方になることが分かりました。
次回はとある製品を使って部屋を仕上げていきます。
ご期待ください。

担当S

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