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年末にご注文をいただいたJBL 4312Gを先日納めさせていただきました。
ご購入いただいたお客様はアキュフェーズの上級プリメインアンプをお使いとのことで、ダイナミックかつ繊細感もあるいい音で鳴ってくれるでしょう。

今回はJBL 4312GをDENONのプリメインアンプで鳴らしてみました。
4312Gではウーファーがアップグレードされ上級機に近い仕様となりましたので、鳴らすのにアンプの駆動力が必要になるかなと思っていましたが、エントリークラスのアンプでも案外鳴ります。
しかし出てくる音のクオリティには、しっかりとアンプのグレードの差が反映されますので、古い新しい問わず中級クラス以上のアンプで鳴らしたいところです。

プレーヤーはMARANTZのネットワークプレーヤーNA6006で、spotifyやNASからCD・ハイレゾソースを聴いてみました。

まずは中古在庫品のPMA-2000IIから鳴らしてみましょう。
DENON PMA-2000II

DENONの定番アンプ2000シリーズの2代目にあたります。
エネルギー感がある音で楽しく聴かせてくれます。
やはり2000番代はよくできたアンプです。

ここから現行機種となります。
まずはエントリーモデル390REです。
DENON PMA-390RE
(写真を撮り忘れました)
中域にポイントが置かれた聴きやすいサウンドです。
アンプのグレードによるものだと思いますが、細かな音は出てきません。
そのため、情報量は不足気味です。
組み合わせの相性としては悪くはないと思いますが、クオリティ的には物足りない印象を受けました。
(よく鳴ったPMA-2000IIの後で聴いたのも辛口評価の一因ではあります)

DENON PMA-800NE

やや細身のサウンドながら、低・中・高域のバランスがとれた鳴り方です。
空間の広がりも出てきますので、4312Gを不満のないクオリティで鳴らしてくれます。

DENON PMA-1600NE

一曲目の出だしから違いが分かります。
PMA-800NEよりも余裕があり、しっかりとした鳴り方です。
できれば、このクラスから上のアンプで鳴らしたいところです。

DENON PMA-2500NE

低域の量感が明らかに増え、もっと大型のスピーカーで聴いているかのような感覚をうけます。
ジャズやロックをちょっと大き目の音量で鳴らせば、体で音楽を感じることができます。

DENON PMA-SX1

昨年末はこのSX1と4312Gという組み合わせで音楽を聴く時間が長かったのですが、実によく鳴ります。
ダイナミックでありながら空間の表現も上手くこなします。
20万円台半ばのスピーカーを鳴らしているとは思えない鳴りっぷりの良さです。

今回はDENONのプリメインアンプで4312Gを鳴らしてみましたが、エネルギー感のある鳴り方で相性は問題ありません。
しかし、アンプのクオリティにしっかりと反応しますので、できれば中級クラス以上のアンプで鳴らしたいところです。
現行品から選ぶ場合はPMA-1600NEから上のアンプを選べば間違いないでしょう。

担当S

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