中古品でレコードプレーヤーがいくつか新しく入荷してきましたので、テストを兼ねて聴き比べてみました。
~試聴システム~
カートリッジ:DENON DL-103R
昇圧トランス:PHASEMATION T-500
アンプ:MARANTZ PM-12
スピーカー:JBL 4312G
PIONEER PL-30LII 販売価格:18,000円(税込)
軽快感のある音です。
音の定位にはやや曖昧さがありますが、アナログらしい柔らかさを感じる音とも言えます。
レコードの終わりでリフトアップしてくれる(止まってくれる)使い勝手のいいプレーヤーです。
ORTOFON 2M RED(SH4シェル)あたりを付ければ、合計3万円強でレコードを楽しく聴ける組み合わせになるでしょう。
TECHNICS SL-1200MK3 販売価格:26,000円(税込)
やはりプレーヤーを変えると違う音になりますね。
PL-30LIIよりもエネルギッシュで力強さがあり、細かなところの再現力も改善しています。
ロックなどを中心に聴かれる方によく合いそうです。
YAMAHA GT-1000 販売価格:80,000円(税込)
DL-103R(DENONシェル)では重量が軽すぎるため、針圧がうまく掛かりませんので、1円玉を乗せて重くしています。
PL-30LIIとSL-1200MK3は新品時の定価は約70,000円でしたが、GT-1000は99,800円と1クラス上の製品でした。
このクラスの違いというのは音を聴けばすぐに分かります。
重心が低く安定感がありながら、音がきっちりと定位します。
空間の広がりも先のプレーヤー達よりもあり、クオリティの高い音を聴かせてくれます。
PIONEER PL-70 販売価格:80,000円(税込)
GT-1000よりも更に上級モデル(新品時定価150,000円)になります。
これはいいプレーヤーです。
しっかりとした低域とキレのある高域が合わさり、聴いていると音楽に引きずりこまれます。
~まとめ~
レコード再生に置いて音への影響力がもっとも大きいのはカートリッジ(針)ではありますが、プレーヤーでもかなり音が変わります。
PL-30LIIの軽快な音からPL-70のハイクオリティな音まで、4機種それぞれの音がありました。
担当S
最後にPL-30LIIと2M REDで聴いてみましたが、すっきりとした鳴り方でいい感じでした。