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PIONEERの古いレコードプレーヤーの修理を行いました。
おそらく70年代半ば頃の製品だと思われますので、製造後45年近く経過していると思われます。
ベルドライブのプレーヤーで経年によりベルトが朽ち果てています。
モーターが回り、アームのリターン動作を持ち込んでいただいた際に確認していたため、お預かりしましたが、モーターが回転しないとかアームの動作がおかしいという状態だったらなら修理せずに買い替えをお勧めしたでしょう。

まずは外観の掃除から始めます。
ビフォー

アフター

なかなかキレイになりました。

メカに関しては新しいゴムベルトに交換して、モーターへ注油、アームリターンメカのグリスアップで正常に動作するようになりました。

続いてカートリッジをチェックします。

針先が何やらよく分からないことになっています。
針自体はありますが半分以上根本側へ潜り込んでいます。

当然このような状態ではまともに鳴りませんのでカートリッジも交換しましょう。
お手頃価格なREGA CARBON MM(販売価格:5,500円税込)を取り付けました。

後はシェルとアームピン、ケーブルのプラグなどの接点部のクリーニングを行います。
最後に実際にレコードを再生して動作を確認すれば完成です。

修理内容:
ベルト交換
モーターへ注油
リターンメカのグリスアップ
本体背面のRCA出力端子・アース端子のクリーニング
RCAケーブル・アースケーブルのプラグのクリーニング
カートリッジ交換
シェルとアームピンのクリーニング

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