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卸業者さんがKRELLのプリメインアンプ VANGUARDの新品を貸してくれましたので、店頭で鳴らしています。
3月後半くらいまで店頭にある予定です。

KRELL VANGUARD 希望小売価格:869,000円(税込) 現品特価:695,200円(税込)
現品を販売しても構わないと言われていますので、希望小売価格より2割引きを販売価格としています。

iBias ClassAにて KRELLパワーアンプ新境地への扉を開いたチーフデザイナーDave Goodman。
Goodmanは、インテグレーティッド・アンプへも新たな息吹を注ぎ込みました。
KRELL伝統とも呼べるClassA、バランスド・カレント増幅回路を携えたプリアンプ・セクション。
数多くの新技術が惜しみなく注ぎ込まれた200W(8Ω)、400W(4Ω)の出力を誇るパワーアンプ・セクションをコンパトなエンクロウジャアに収めたVanguardはインテグレーティッド・アンプの新たな座標軸です。(カタログより引用)

主な特徴:
プリアンプ部は入力から出力までの全ての信号経路をクレルの伝統であるフルバランス回路で構成し、全てのトランジスタが純A級動作しています。

パワー部はセパレート・パワーアンプに匹敵する高い駆動力を獲得するため、クレル独自の設計思想によりデザインされています。
広い帯域において優れた位相特性と反応性を実現するため、超低負帰還回路となっています。

750VAのトロイダルトランスと合計で80,000μFという容量を持つコンデンサで構成される電源部により200W(8Ω)/400W(4Ω)の出力を取り出せます。

(筐体の4分の1近くを占める巨大なトランス)
スピーカーを正確に駆動するためには、スピーカーの負荷に打ち勝つ強力な電源が必要となります。
ヴァンガードの電源であれば駆動できないスピーカーはほぼないでしょう。

おおよそ強力な電源部を持つアンプは重量のあるアンプが多いのですが、ヴァンガードは17.7Kgという常識的な重さです。
サイズは幅:43.4cm 高さ:10.5cm 奥行:44.5cmと高さが抑えられていますので、設置性はいいと思います。

卸さんからは「JBLとの相性がいいから聴いてみて」と言われましたので、JBLを鳴らしてみることにします。

試聴システム:
CDP:TRIODE TRV-CD6SE
AMP:KRELL VANGUARD
SP:JBL 4349

新品の状態で箱から出して10時間ほどしか鳴らしていませんので、まだ慣らし運転の途中ですが、好感触です。
十分な力強さと細かな表現力を持ちつつ、適度に柔らかくしなやかな音です。
音楽がスッと体に染みこんでいくような印象で、聴いているとちょうどいい温度のお風呂に入っているような心地よさを感じます。
ずっと聴いていたいと思わせてくれるアンプです。

新しいKRELLのアンプは今回初めて聴きましたが、いいアンプだと思いました。
ダイナミックさと解像度を持ちながら、押しつけがましい表現ではなく、優しくリスナーを曲の世界へ引き込みます。

しばらく店頭にございますので、興味を持たれた方はぜひ愛聴盤を持ってお出でください。

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