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先週から新発売となりましたSAECの新型RCAケーブル SL-1805のデモ機をお借りしましたので、少し聴いてみました。

SAEC SL-1805(長さ1.2m) 希望小売価格:14,850円(税込)

1984年の発売以来、27年にもわたりその高い品質とコストパフォーマンスで、ユーザーからの厚い支持をいただいた超ロングセラーモデルSL-1801。その思想を受け継ぎながら、さらに信号伝送の要となる導体にオーディオ専用導体PC-Triple Cを採用して新製品SL-1805へと進化しました。
独自の連続鍛造伸延技術により、信号の伝送を妨げる結晶粒界を極力減らし、結晶を長手方向に連続化させることにより、優れた導通性能を実現したPC-Triple C。
SL-1805は、ハイエンド・ラインケーブルの入門モデルとしてお求めやすい価格と性能をより高い次元で両立させるため、圧倒的な伝送品質を誇るPC-Triple C導体を用いながら、多くのユーザーに使用いただけるようにコストを抑えて開発しました。
SL-1805の登場で、サエクのラインケーブル「SL」シリーズは全てPC-Triple C製となり、フルラインアップが完成しました。
(SAECさんの商品説明より引用)

詳細な情報につきましてはSAECさんの商品紹介ページをご覧ください。
SAEC SL-1805商品情報

長さは0.7m(13,200円) / 1.2m(14,850円)  / 1.5m(15,950円) / 2m(17,600円)が標準ですが、特注も可能です。

ROKSAN BLAKシリーズとHARBETH HL-COMPACT7ES-3 XDで試してみることにします。
価格帯が近いケーブルとしてORTOFON REFERENCE RED(1m/11,000円)とWIRE-WORLD SOLSTICE 8(1.5m/15,070円)を比較対象としましょう。
REFERENCE REDからSL-1805、そしてSOLSTICE 8へと価格順で代えていきます。

(左からREFERENCE RED、SL-1805、SOLSTICE 8の順です)

なお今回のSL-1805はパッケージを開けた感じから未使用の新品だと思われるので、エージングはまったく出来ていないでしょう。

適度な太さで、しなやかなケーブルですので取り回しやすいですね。
RCA端子に差し込むとスコッと小気味よく入りますので、プラグの精度が高そうで好印象です。

音の方もいい感じですね。
REFERENCE REDよりモヤッとした部分が少なくなり、透明感が増します。
音の広がりや立体的な表現力は明らかに勝っています。
その反面、エネルギー感は少し後退する印象ですので、力強い音を求められる場合はREFERENCE REDの方が合うかもしれません。

続いてWIRE-WORLD SOLSTICE 8と比べてみます。
SL-1805の方がすっきり感があります。
空間表現力は甲乙つけがたいですね。
穏やかで中庸なSOLSTICE 8、すっきり爽やかなSL-1805という印象です。

価格帯が近い2種類のケーブルと比べてみましたが、なかなか好印象でした。
機材に付属してくる赤白のRCAケーブルをお使いで「もう少しクリアな感じで聴けたらな~」とお考えの方のアップグレード用として最適ではないかと思います。

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