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4セットある4343シリーズの商品化を進めています。
2セット分のウーファーとミッドバスをエッジ交換に出しましたので、戻ってくるまでに、他の部分を作業をしておきます。
今回はスピーカーターミナルとアッテネーターを交換することにします。

まず最初にスピーカーターミナルに付いているネットワークの切り替えスイッチを掃除から始めていきます。
スピーカーターミナルから入ってきた信号が必ず通るところですが、接点が真っ黒になっています。

綿棒と接点洗浄剤で出来るだけ綺麗にしておきます。

続いてスピーカー端子を交換していきます。
標準のプッシュ端子は経年により酸化被膜に覆われています。

磨けば正常な状態に戻せるとは思いますが、バナナプラグ対応の端子にしたほうが使い勝手がよくなるので交換します。

最後にアッテネーターを交換します。
4343のアッテネーターを取り外すにはネームプレートを取り外して、プレートの下にあるねじを外す必要があります。
プレートの隙間からシールはがし剤を吹き込んで、少しずつはがしていきます。

プレートはがしたのでアッテネーターを引っ張り出します。

後はアッテネーターを取り外してケーブルの半田をやりなおして、新しいアッテネーターを固定すれば出来上がりです。

アッテネーターの交換はプレートをうまくはがすのが難しく、下手をするとプレートがクシャクシャになってしまいます。
今回はわりと上手くはがれましたが、プレートの代替品はないのでクシャクシャになると終わりです。
自前の商品のメンテナンスですので、どうとでもなれ精神でやっていますが、お客様の修理品ではやる勇気がございません。
そのため、アッテネーター交換のご依頼をいただいてもお断りさせていただきます。

修理待ちの4343から外したウーファー2231Aとミッドバス2121を仮に取り付けて、動作確認を行います。

スピーカー端子はバナナプラグ対応で使い勝手がよくなりました。
アッテネーターも新品になりましたので、しばらくの間はガリ音や接触不良が出ることもないでしょう。

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