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英国SPENDORの小型スピーカー CLASSIC4/5を展示品として導入しました。
店頭でご試聴いただけます。

SPENDOR CLASSIC4/5 販売価格:233,000円(税込)


15cmウーファーと22mmソフトドームツィーターで構成される2ウェイスピーカーです。
幅19cm 奥行16.5cm 高さ30.8cmとコンパクトなサイズとなっています。

英国の公共放送局BBCで使用されたモニタースピーカー LS3/5Aを原点としています。
今回のCLASSIC4/5では従来モデルからエンクロージャーのサイズが変更され、LS3/5Aとほぼ同じ大きさとなりました。
最新のスピーカーユニットと組み合わされ、現代版LS3/5Aとも言えるシステムに仕上がっています。

個人的にLS3/5Aは小型スピーカーとして非常に優れたモデルだと思っています。
当店で取り扱うのは中古品として入ってくるROGERSのLS3/5Aが主でしたが、聴く度にいいスピーカーだと感じていました。
そんな訳で現代版LS3/5Aとも言えるSPENDOR CLASSIC4/5に対する期待度は高かったのですが、その期待に十分に応えてくれました。

CLASSIC4/5は能率が84dBと低いので、まずは出力の小さなTRIODE TRV-A300XR(出力8w+8w)で鳴らして音量が十分に取れるのか試してみました。

結果としては普通に使う限りはまったく問題ありません。
スピーカーから2mほど離れた場所で聴きましたが、大きめの試聴音量でもボリュームの位置は10~11時くらいです。
よほどの大音量で鳴らさない限りは8w程度の出力で大丈夫でしょう。

TRV-A300XRでいろいろな曲を聴いてみましたが、コンパクトなサイズですので低域は必要最低限という感じですが、中域・高域のナチュラルさと透明感のバランスがいいですね。
空間の表現も広く、いい感じで聴かせてくれます。

続いてイギリスのブランドつながりということでQUADのアンプ VENAIIで鳴らしてみます。

QUAD VENAIIと合わせると音に厚みが出てきますね。
聴いた印象としては穏やかな鳴り方で、リラックスして音楽を楽しめそうな感じです。

最後にDENON PMA-2500NEを持ってきました。

ダイナミックと言いたくなるほどの鳴りっぷりの良さで、聴いて楽しい鳴り方をします。

プレーヤーはMARANTZ NA6006で固定してプリメインアンプ3機種で聴いてみましたが、組み合わせ次第で鳴り方はかなり違います。
今回、聴いた中ではTRIODE TRV-A300XRがよかったですね。
SPNDOR製品の日本への輸入はTRIODEが行っていますので、相性のよさは間違いないと言えます。

SPENDOR CLASSIC4/5は個人的な期待に十分に応えてくれる仕上がりでした。
必要十分な低域に自然な表現力を持つ中域、適度な透明感を感じる高域で、非常に音作りが巧みです。
空間の表現も広いですし、実によくできた小型スピーカーだと思いました。

小さめな部屋でいい音で鳴らしたいと考えられている方にぜひご体験いただきたいと思います。

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