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昨年より国内への導入されているアメリカPolk Audio社のスピーカー Signature Elite ES15(色:ブラウン)を展示しました。
店頭でご体験いただけます。

Polk Audio Signature Elite ES15 販売価格:40,600円(税込)

~主な特徴~
13cmウーファーと25mmツィーターで構成される2ウェイスピーカーです。
コーンの素材としてポリプロピレンにマイカを加えることで軽量かつ剛性の高いウーファーとなっています。
ポーク独自のダイナミック・バランス・プロセスを用いることで、ユニットの構造的な問題を明らかにし、磁気回路やボイスコイル・サスペンションを最適化することで、コーンが大きく動いた際にもスムーズで正確な動作をするように設計されています。

高域用ユニットとしてポリエステル系の合成繊維であるテリレンを使用した25mmのドームツィーターが使用されています。
40kHzという超高域再生に対応しています。

バスレフ用ポートに独自技術であるパワーポートを採用しています。
緻密に設計された形状によりポートを出入りする空気の流れをスムーズにし、歪や乱流を大幅に抑えています。
開口部の表面積を広げることで、従来のバスレフポートに比べて約3dBの出力アップを実現しています。

サイズは幅19cm 奥行26cm 高さ30cmで、重量が1本5.9Kgです。

再生周波数帯域は44Hz~40kHzで、日本オーディオ協会が定めるHi-Res Audio認証を取得しています。

仕上げはブラウン、ブラック、ホワイトの3種類で展開されます。

5年間の長期保証が標準で付いています。

~聴いてみた~
開封したのが定休日の前日でしたので、慣らし運転のため倉庫へ持って帰って鳴らすことにしました。
価格的にレシーバーやAVアンプと組み合わされる場合が多いと思われるので、DENONのAVアンプ AVR-X1500H(希望小売価格:65,450円)で鳴らしてみました。
(現行機AVR-X1700Hの2世代前のモデルです)
ES15の音を聴いた第一印象はなかなかやるなという感じです。
低域は適度な明瞭さで、量感も十分にあります。
高域の伸びやかさもなかなかいいですね。
個人的には更にもう一伸びあればと思わなくもないですが、これはトーンコントロールでトレブルを2dBほど足せば解決しました。
細かなところの再現力は価格相応という印象ですが、この点はもっと上の価格帯のスピーカーに求められるようなことですので、ES15が悪いというところではないですね。

テスト用に使っている昔の定価10万くらいのスピーカー(DIATONE DS-500)があるのですが、それと比較しても十分に勝負できるクオリティを持っていると思います。
(音の傾向はかなり違いますので好みによるところはあります)

倉庫で鳴らす場合はPIONEERのネットワークプレーヤー N-70A(希望小売価格:153,360円)とTRIODEの真空管アンプ TRZ-300W(希望小売価格:528,000円)のシステムでやる場合が多いのですが、このシステムでES15を鳴らすと、スピーカーの価格からは想像できない濃密な空間が展開されて驚きました。
なかなかの潜在能力があることが分かりましたが、システムの価格がアンバランス過ぎるので、もう少しお手頃なものでも試してみましょう。

店頭でMARANTZ NR1200(希望小売価格:88,000円)やSOULNOTE A-1(希望小売価格:187,000円)/QUAD VENAII(希望小売価格:206,800円)と合わせてみました。
NR1200だと癖が少なくフラットな印象で、普通にいい音ですね。
SOULNOTE A-1は立体感の表現が上手く、なかなか聴かせてくれます。
QUAD VENAIIは他のスピーカーと合わせた場合だと穏やかな鳴り方をするものが多いという印象でしたが、ES15と合わせると想像以上に力強さがありますね。
NR1200でもそれなりには鳴ってくれるのですが、A-1やVENAIIなどのプリメインアンプと組み合わせると、しっかり感がかなり違います。

~まとめ~
このPolk Audio Signature Elite ES15は2本ペアの希望小売価格で46,200円(税込)と、お買い得な価格なのですが、音を聴いた印象ではその価格は想像できません。
一昔前だと10万円してもおかしくないレベルのクオリティだと感じました。
ぜひ店頭でご体験ください。

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