ブログ

昨年11月より新発売となりましたカジハラ・ラボのユニバーサル・トーンアーム KL-UA01を展示いたしました。

KAJI LAB KL-UA01 標準価格:242,000円(税込)

スタティックバランス型でインサイドフォースキャンセラーを備えたスタンダードなトーンアームです。
サブウェイトも付属していますのでSPUなどの重量級カートリッジも問題なく使用できます。
イケダのカートリッジやトーンアームを生産を行っているアイテイ工業にて作られる国産品です。

~主な仕様~
全長:305mm
実行長:228mm
有効長:212mm
オーバーハング:16mm
オフセットアングル:23°
針圧調整範囲:0~3g
アーム取付穴径:Φ22mm
適応カートリッジ:19~32g(サブウェイト使用時)

アーム取付穴径:Φ22mmで見覚えのある丸形のアームベースです。


ちょうどOrtofon RMG212iが付いている製品が在庫であったので写真を撮ってみましたが、ベースの色が違うだけで同じサイズのように見えます。
おそらくOrtofonのアームとの互換性が高いのではないかと思います。

KL-UA01はTechDAS Air Force V Premiumのセカンドアームとして使用することになります。
PhasemationのMCカートリッジ PP-300で聴いてみましたが、いい感じですね。
(他のシステム フォノアンプ:Phasemation EA-350/アンプ:DENON PMA-SX1LTD/スピーカー:DALI EPICON6)

メインアームのGlanz MH-10Btと合わせた時のPP-300は繊細で大人しいカートリッジだなと思っていましたが、KL-UA01との組み合わせだと、そのような印象ではなく音が前に出てくる力強いサウンドで、聴いていて楽しい鳴り方をします。
細かな所も十分に表現できる力を持っていると思いました。

MH-10Btとも同じPP-300で比較試聴しましたが、音像のガッチリ感や音の広がりなどのオーディオ的な性能はMH-10Btの方が格上感がありました。
この辺りはMH-10Btの方がだいぶ値段が高い(429,000円)ので、当たり前の差と言えるかもしれません。

トーンアームとPHONOケーブル以外は同じ構成・同じ音量でしたが、出てくる音は明らかに違いました。
KL-UA01は力強く濃厚なサウンドで楽しくレコード再生ができるアームだと思いました。
S字のユニバーサルアームで一般的な価格の製品は選択肢が非常に少ないので、新しく製品が出てくるというのはありがたいことですね。

コメントは利用できません。