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イギリスのブランドARCAMから発売されているプリメインアンプ SA30とネットワークSACDプレーヤー CDS50を展示品として導入いたしました。

ARCAM プリメインアンプ SA30 希望小売価格:330,000円(税込)

ARCAM SACDプレーヤー CDS50 希望小売価格:143,000円(税込)

ARCAMについて~
英国ケンブリッジにて、ケンブリッジ大学の学生によって1976年に設立されました。
創設者のジョン・ドーソンとクリス・エヴァンスの初期の活動を表すAmplification & Recording, Cambridge(増幅と録音、ケンブリッジ)を短縮して、ブランド名が「ARCAM」となりました。
現在においても製品開発はケンブリッジにて行われています。

2017年にハーマンインターナショナルの傘下に入ったことにより、より広い販売ネットワークと開発資産を共有し、さらに多くの国や地域で高い評価を獲得しました。
ARCAM製品はしばらくの間、日本に入ってきていませんでしたが、昨年(2021年)10月より再導入となりました。

日本で販売されるのはSA30とCDS50。
SA30の弟分にあたるプリメインアンプ SA20、アンプ内蔵ネットワークプレーヤー Solo Unoという4機種となります。

Solo Unoがなかなか面白い製品でしたので、SA30とCDS50のデモ機を卸業者さん経由でハーマンさんからお借りし、これはいい製品だなと思いましたので展示することにいたしました。

今回はプリメインアンプ SA30の紹介となります。

SA30 主な特徴~
1.A級動作のクオリティと130wの出力を両立するクラスGアンプ
「クラスGアンプ」とは、歪みの少ない高精細な再生音を実現する「クラスAアンプ」と、大出力の要求に高効率に応えることのできる「クラスABアンプ」を高品位にマネジメントするハイブリッド型のアンプ技術です。
「ARCAM」では、「日常の音楽視聴における歪みのない精細な再現性」と「映画などの再生における急激な大出力(例えば爆撃音のような)」では、要求されるアンプ性能が全く異なることに注目。
どちらの場面の再生時にも「あるがままのサウンド」を実現すべくたどり着いたのがこのハイブリッド技術です。

2.Chromecast/AirPlay 2/Roon Readyに対応。
ネットワーク経由での音声再生機能であるChromecast/AirPlay/Roonに対応。
スマートホンやタブレットで再生している音声をSA30で再生できます。
近年人気が高まっている音楽再生ソフト「Roon」にも対応しています。

3.ARC対応のHDMI端子装備
ARCに対応したHDMI端子がありますので、TVの音をオーディオシステムで鳴らすことができます。

4.音場補正技術「Dirac Live」搭載
スウェーデンDirac Research社が展開している音場補正技術「Dirac Live」を搭載しています。
PCと接続したマイクで信号を録音することにより、スピーカーと室内の音響特性を測定します。
その測定したデータを元にして、理想的な音響環境モデルを構築し、位相と周波数補正フィルターを生成します。
このフィルターの生成には膨大なデータ処理が必要となりますが、Dirac社のサーバーで演算を行うことでアンプ単体ではできない処理を可能としています。
Dirac Liveが推奨する設定の他に、自分で設定を変更することができます。

5.MM/MCに対応
レコードの再生に必要なフォノイコライザーを装備しています。

6.薄型なサイズ
SA30のサイズは幅:433 奥行:323 高さ:100mm 重量12Kgとなっています。
奥行と高さが抑えられていますので、TVラックなどにも設置しやすいと思います。

鳴らしてみた~
英国ブランドのアンプですので、スピーカーも英国のものを中心に鳴らしてみました。
音源はAmazon Music HDをAirplayで飛ばしています。

HARBETH HL-COMPACT7ES-3 XD
MONITOR AUDIO SILVER300-7G
B&W 705S2
DALI MENUET/SE

以上の4機種を繋いでみましたが、非常にクリアなサウンドで、文句のつけようがない鳴りっぷりです。
低域の力強さもありますし、スケール感の表現も巧みです。
高域の透明感は特に素晴らしいですね。

今回は音場補正技術「Dirac Live」は使わず、素の音を聴きましたが、良かったですね。
希望小売価格で33万円(税込)ということで、なかなかなお値段ですがその価値は十分にあると思います。

次回はDirac Liveを使い、その効果を確かめてみたいと思います。

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