お客様からBluesoundのネットワークプレーヤー NODE(2021)を下取りさせていただきました。
手放される理由は音質のグレードアップを図るためDENON DP-2000NEへの更新ということです。
下取りさせていただいたNODEと展示機のDNP-2000NEで聴き比べを行いましたが、やはりDNP-2000NEの方が格上感がありましたので、お客様の目的は達成されたのではないかと思います。
しかしNODEを使ってみて、よくできているネットワークプレーヤーだと感じたので、少しご紹介させていただきます。
まずは見た目から取り上げますが、すっきりしたデザインのコンパクトな筐体です。
天板部に操作パネルがあるのですが、普段は消灯した状態となっています。
手を近づけるとセンサーが反応して表示をしてくれるところは未来感がありますね。
音の方はコンパクトなサイズからは想像できないしっかりとした音でした。
アンプ:SOULNOTE A-1、スピーカー:Fyne Audio F500SPでAmazon Musicを聴いてみましたが、音楽を十分に楽しませてくれるサウンドでした。
この小さな筐体からここまでの音が出るとは驚きですね。
NODEはアナログ出力だけでなく、光デジタル出力端子と同軸デジタル出力端子がありますので、別のD/Aコンバーターと繋ぐこともできます。
ちょうどオーディオラックの上段に20年ほど前のCDプレーヤーDENON DCD-S10III(定価20万円強)が入れてあります。
このCDプレーヤーには同軸デジタル入力が付いていますので、NODEから同軸デジタル出力してD/A変換を任せてみることにします。
NODE内蔵DACと比較してみたところ、低域の力強さや音に密度感はDCD-S10IIIに任せた方がいい感じですが差は少しという印象です。
内蔵DACもなかなか優秀なクオリティを持っていると思いました。
更に比較のためDNP-2000NEを持ってきました。
DNP-2000NEに同軸デジタルで入れると、力強さや空間の広がりなどにNODE内蔵DACとは確実に差がありました。
この辺りは価格の差があるので妥当なところでしょう。
しかし、NODEの実売価格は85,000円ほどでDNP-2000NE(実売23万円台半ば)の約3分の1強ということを考えれば、よくできているネットワークプレーヤーなのは間違いありません。
BlueSound NODE いい製品だと思いますね。