昨年から輸入されるようになったSPENDORのスピーカーシリーズ A-LINEのトップモデルであるA7が入荷しました。
TRIODEさんが展示品を貸していただきましたので、しばらくの間、店頭でご体験いただけます。
コンパクトなサイズのトールボーイスピーカーですが、音の良さに驚きました。
SPENDOR A7 希望小売価格:605,000円(税込)
~SPENDOR A7の概要~
仕上げはブラックオーク、オーク、サテンホワイト、ウォルナットの4色から選べます。
展示品はウォルナットです。
18cmのウーファーと2.2cmツィーターで構成される2ウェイトールボーイスピーカーとなります。
サイズは幅18、奥行30.5、高さ93.4cmで重量は17.7Kgです。
箱から出した第一印象は丁寧に仕上げられているというところでしょうか。
キャビネットの角の処理などが上手く、製品の質が高く感じられます。
SPENDORのスピーカーは全てイギリス本国生産のため、製造時の品質管理がしっかりしていると思いますね。
~鳴らしてみる~
DENONのネットワークプレーヤー DNP-2000NEとARCAMのプリメインアンプ SA30で鳴らしてみることにします。
音調はやや落ち着いた感じですが、音の透明感は十分に感じられます。
トールボーイスピーカーとしてはスリムでコンパクトなサイズですが、低域の厚みと広がりは想像以上です。
リアバスレフ型ですが、バスレフポートが四角い形をしており、このあたりに秘密がありそうです。
いろいろな曲を聴いてみましたが、バランスの良さが光りますね。
どんな音楽を鳴らしても巧みにこなしてくれそうな印象で、実にレベルの高いスピーカーだと感じました。
アンプをSA30からTRIODE TRV-88XRとSOULNOTE A-1に変えてみます。
TRV-88XRだと温度感が高くなり、ゆったり鳴る印象です。
聴き心地のいい音ですね。
SOULNOTE A-1だとスッキリハッキリ鳴りながらもダイナミックな再現というところです。
この組み合わせは個人的には非常に好きな音です。
A-1は電源入れたての時と1時間ほど鳴らした後では明らかに音が違いますので、試聴される場合はぜひウォームアップ後の音を聴いていただきたいですね。
~まとめ~
SPENDORは落ち着いた音のスピーカーメーカーで、通な方が好まれる印象でしたが、このA-LINEシリーズのモデルは幅広いお客様に気に入っていただけるのではないかと思いました。
現状はTRIODEさんからお借りしている状態ですが、おそらく(ほぼ間違いなく)自前の展示機になると思われます。
店頭でご体験いただけますので、よろしくお願いいたします。