卸さんがイタリアのスピーカーブランドCharioのデモ機を貸してくれましたので、店頭で鳴らしています。
4月初め頃までお借りしている予定です。
Chario スピーカー Lynx(リンクス) OPEN価格(市場想定価格:税込385,000円)
Chario Audioは、1975年イタリア・ミラノに設立されて以来、40年以上にわたりひたすら愚直にスピーカー製造を続けてきました。
ドライバーからキャビネットまでハンドクラフトにこだわり、強固な設計思想を100%具現化することを目指してきた、世界的にも希少なスピーカーブランドのひとつです。
~中略~
イタリア産のローカルウッドを採用したキャビネット、設計から製造までイタリアメイドのドライバーユニット、私たちの製品はイタリアそのものです。
木工職人の目で選び抜いた材料を手作業で作り上げていくキャビネットには、イタリアのものづくりの伝統が息づいています。
Charioのスピーカーシステムは自然の素材を使うことで、ひとつひとつが唯一無二の存在となります。(カタログより引用)
Lynxは13cmウーファーと38mmソフトドームツィーターで構成される2ウェイスピーカーで、Charioのスピーカーの中では一番コンパクトなモデルとなります。
キャビネット側面に使われているイタリアン・ウォールナットの質感がいいですね。
背面のターミナルにもこだわりが感じられます。
鳴らしてみた印象としてはなめらかで癖が少ないスピーカーというところでしょうか。
いくつかのアンプで鳴らしてみましたが、繋いだアンプのキャラクターがよく出る感じですね。
エネルギー感のあるアンプを使えばエネルギッシュな鳴り方にもできますが、しなやかでなめらかな方向を目指した方が合いそうな気がします。
使いこなしで気になることとしては、Lynxはバスレフポートが底面にあるので設置する面の強度が音に大きく影響しそうです。
今回の試聴では主にKRIPTONのスピーカースタンド SD-1(木製天板)を使って鳴らしていましたが、TIGLONのスタンド MGT-70Pro(金属天板)に変えるとかなり音が引き締まります。
強度が低い棚に置くような使い方をすると低域の響きが重苦しい感じになる可能性があります。
純正品として用意されているスタンド(Lynx Stand)は天板面がないような構造で、バスレフポートから出た低域が自然に広がるような仕組みとなっていますので、このスタンドを使うのがベターな気がしますね。