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DENONのCDレシーバー RCD-M41の価格が2025年8月1日より改訂されます。
検討中の方はお早めにご相談いただければ幸いです。

そんな訳で今回はRCD-M41をアクセサリーでアップグレードしたらどんな変化を感じられるのか試してみました。

今回のシステム
CDレシーバー:DENON RCD-M41
スピーカーケーブル:AUDIOQUEST ROCKET22
スピーカー:B&W 706S3

今回はipadをBluetoothで接続してAmazon Musicを聴きます。
何も付けない状態で数曲聴きましたが、なかなか聴かせてくれる印象で悪くないですね。
ここから3つの対策で音質のグレードアップを狙ってみます。

アップグレードその1 電源ケーブルを交換してみよう
まず最初に電源ケーブルの交換から行ってみましょう。
電源ケーブルは機材を動かすエネルギー(電気)を供給するところなので、変化の幅が大きいところです。
今回は純正相当の電源ケーブルからZONOTONEのメガネ型電源ケーブル6N2P-3.0 Megane(希望小売価格:19,250円)に交換してみます。


電源ケーブルを変えて最初に感じるのは音の重心が下がって安定感が出たことですね。
1音1音に力強さとクリアさがあり、全体的にクオリティが上がった印象です。

アップグレードその2 足元にインシュレーターを入れてみよう
スピーカーが動いた時に空気が振動して音になり、さまざまなものに伝わります。
そこで発生した微細な振動が機材に伝わり、音を濁らせてしまいます。
標準の足の下にTIGLONのチューニングスペーサー D-REN Pro(4個入り希望小売価格:9,900円)を使って振動の影響を抑えてみましょう。

低域のモヤツキが減って高域の伸びやかさが改善した印象で音の定位感がよくなったと思いますね。

アップグレードその3 仮想アースを繋いでみよう

仮想アースとは?
仮想アースは機材のGNDと接続することによりGND面積を増加させることを狙った製品です。

電気回路のGNDは基準となる電位でそれが安定していないと回路が不安定になってしまいます。
GNDは通常は筐体に接続されることで(フレームGND)補強されており、回路の動作が安定するようになっています。

そのGNDに仮想アースを接続することによりGND面積を増やすことができ、機材をより安定動作させることができるようになります。
その結果、ノイズに対する抵抗力が上がり、機材のもつ本来の音が再現されます。

今回はKOJOのCrystal EpR(標準価格:26,400円)をサブウーファーアウト端子に使ってみます。

ノイズ成分が低減されるためなのか、音の消える間際の美しさが際立つ印象です。

ここまでで3つのアクセサリーを追加しましたが、この状態で出てくる音はコンパクトなCDレシーバーで聴いているとは思えない鳴りっぷりですね。
個人的に「効果があるな」と感じた順番は次のようになります。
1.足元にインシュレーターを入れてみよう(TIGLON D-REN Pro)
2.電源ケーブルを交換してみよう(ZONOTONE 6N2P-3.0 Megane)
3.仮想アースを繋いでみよう(KOJO Crystal EpR)

試していて感じたのはやはり電源と振動対策は大事ということです。
そして近年流行している仮想アースも着実に音質改善効果が見込めるというところでしょうか。

今回はCDレシーバーでアクセサリーを試しましたが、アンプやプレーヤーでも同様の対策でアップグレードが図れますので、ぜひお試しいただければと思います。

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