買取で入ってきたDIATONEのスピーカー DS-1000Zを鳴らしています。
27cmウーファー、6cmドーム型スコーカー、2.3cmドーム型ツィーターの3ウェイスピーカーです。
重量は31Kgあり、しっかりとした作りになっています。
1991年発売で当時の価格はペア260,000円でした。
DIATONE DS-1000Z 販売価格:64,800円(税込)
前オーナーさんがDS-1000Zと組み合わせて使用していたMARANTZのプリメインアンプ PM-90Fも入ってきていますので、動作確認も兼ねて、このコンビで鳴らしてみます。
CDプレーヤーはDENON DCD-SX11を使います。
DAITONE DS-1000Z&MARANTZ PM-90F
クリアでカチッとしたダイアトーンらしい音です。
中高域の綺麗さは素晴らしいです。
DIATONEのスピーカーによく見られるウーファー部のエッジ硬化が発生しているため、27cmの大き目のウーファーから期待するほどの低域の量感は出ていません。
音の情報量は多く、細部の表現力もあります。
立体感の表現もなかなかうまくこなしますので、総合力はかなり高い印象を持ちました。
MARANTZ PM6006
上:PM6006 下:PM-90F
先日、展示品として導入したPM6006を持ってきました。
PM-90Fは91年発売で定価160,000円でしたが、PM6006は2016年発売の定価60,000円でクラス的には下となります。
25年分の進化はクラスの差を打ち破ることができるのでしょうか。
PM6006で鳴らしてみましょう。
音像の濃密さではPM-90Fに及びませんね。
クリアで鮮度感がある鳴り方で、PM-90Fとは違う魅力があります。
「グレードの違いから勝負にならないかも」と思っていましたが、想像していた以上に善戦しています。
スタンダードクラスのPM6006もなかなかやります。
PM6006で思ってた以上に鳴ったので、上位モデルに当たるPM8005でも鳴らしてみました。
濃密さでPM-90Fに匹敵し、鮮度感で上回りました。
なかなかいい感じで鳴りますね。
TRIODE LUMINOUS 84
真空管アンプを持ってきました。
音に柔らかさがプラスされて、アコーステックな音源がよく鳴ります。
DENON PMA-2500NE
最後にDENON PMA-2500NEで鳴らしてみました。
ダンピングファクター700ということでスピーカーの制動力に優れるPMA-2500NEではどうでしょうか。
鳴り始めから、全然違います。
ダイナミック、かつソリッドでよく鳴ります。
音の広がりもありますし、この組み合わせはいいですね。
DS-1000Zは密閉型で大き目のウーファーが付いた3ウェイということで、アンプにスピーカー駆動力が求められるようです。
プリメインアンプで鳴らす場合、当時のモデルよりも現代のスピーカー駆動力に優れた機種の方がいい結果を生むような気がします。
DIATONE DS-1000Zはクリアでカチッとしたサウンドで、鳴らすジャンルはあまり選ばないスピーカーだと思います。
出てくる音から考えると、現在の販売価格(64,800円)は割安感があります。
DIATONE DS-66やDS-77など下位モデルからのアップグレードや初めてのスピーカーとしてお勧めです。
店頭で試聴もできますので、ご興味をお持ちの方はぜひ店頭でご体験ください。
担当S