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お安めの価格帯のプリメインアンプが数点入荷しました。
いずれも製造後20年以上経っている昔の製品ですが、提携修理業者にてメンテナンスを行っている個体です。
動作テスト兼ねて聴き比べてみました。

プレーヤーとしてネットワークプレーヤーMARANTZ NA6006、スピーカーにはJBL 4306を採用しました。

80~90年代のアンプ達ですので、音源もその時代の物をSpotifyで聴いてみることにしましょう。
今回の試聴曲(発表年順):
上田正樹「悲しい色やね」82年
岩崎宏美「聖母たちのララバイ」82年
マイケル・ジャクソン「Beat It」83年
中森明菜「DESIRE-情熱-」86年
ケニー・ロギンス「Danger Zone」86年
フォープレイ「Bali Run」91年
MISIA「つつみ込むように」98年

1.SANSUI AU-D707 販売価格:35,000円(税込)

リレー交換、不良トランジスタ交換、接点洗浄などのメンテナンス済みです。

柔らかめの音で聴きやすく、バランスの取れた鳴り方ですね。
空間表現も予想以上に上手く再現してくれました。

2.SONY TA-F555ESX 販売価格:35,000円(税込)

2年ほど前に当方でメンテナンスした製品です。
お買い上げいただいたお客様がセパレートアンプへアップグレードされたため、戻ってきました。

D707よりも低域の厚みと高域のクリアさがあります。
ソリッドでダイナミックな音とも言えます。
やや音が硬く聴こえますので、この辺りは好みの分かれるところでしょうか。

3.SANSUI AU-α607MR 販売価格:50,000円(税込)

リレー交換、接点洗浄などのメンテナンス済みです。

個人的には今回聴いた中で一番気に入りました。
フレッシュで軽快な音です。
低域はSONY 555ESXよりもかなり軽く聴こえますが、今回聴いた音源はPOPSが多いのでこちらの方が合うと思いました。

それぞれ個性があって、面白い比較でした。
発売当時は10万円クラスの売れ筋の製品達であり、しっかりと作りこまれています。
適切なメンテナンスを行えば、現在においても十分に通用する音を出してくれます。

担当S

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