
先日、紹介させていただいたELACの新型スピーカー CARINAシリーズ。
完実電気の営業さんがデモ機を持ってきてくださったので、聴かせていただきました。
DENON DCD-2500NEとPMA-2500NEで聴いてみました。
第一印象はうまく音をまとめてあるなというところですね。
小口径ながら不足を感じない低域とちょうどいい高域で、バランスがいい仕上がりだと思います。
ウーファーは135mmというコンパクトなサイズですが、低域は必要十分なだけ出ます。
エンクロージャー底部にスチール製のフレームを装着することで、バスレフポートを底面に移動させました。
これによりバスレフ動作時の風切音の発生を抑えながら、壁からの設置環境にも左右されない低域再生が可能となっています。
高域用のユニットはELACの特徴ともいえるJETツィーターが採用されています。
CARINAシリーズに搭載されているのは生産コストを下げるために新開発されたJET folded ribbonツィーターになります。
上位機種で採用されているJET Vツィーターより高域の伸びが抑えられているように感じられますが、これは差別化のため、しょうがないところでしょうか。
150,000円ほどという販売価格から考えると、出てくる音はなかなかの出来栄えだと思います。
(別売の純正スタンドLS50と合わせると210,000円になります)
見た目はサテンブラックのマットな仕上げで、グロス仕上げとなる上位モデルほどの高級感はありません。
エンクロージャー底部のスチールフレームのごつい見た目は好みが分かれるかもしません。
このデザインは個人的には質実剛健という感じで好きですね。
担当S