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当店ではTRIODE Rubyを展示しています。
今回はRubyをメインにしたシステムを組む場合、どんなスピーカーが向いているのかを探るべく、当店の試聴コーナー付近にあった小型・中型ブックシェルフスピーカーを試聴してみました。
相方(CDプレーヤー)はTRIODE TRV-CD5SE(真空管出力)です。
試聴曲はAcoustic Alchemy「The Very Best Of Acoustic Alchemy」より1.Mr.Chow 11.Same Road,Same Reason
サラ・オレイン「f(エフ)」より6.君をのせて などを聴きました。

コーナー常設のYAMAHA NS-1000Mから聴いてみます。

1.YAMAHA NS-1000M
YAMAHAの名機NS-1000Mとの組み合わせはどうでしょうか?

これはダメな組み合わせですね。
1000Mのウーファーを駆動できず、低域がスカスカになってしまいました。
どうやらRubyでNS-1000Mを鳴らすのは荷が重いようです。

2.JBL 4312Bmk2
続いてはJBLの定番4312シリーズを鳴らしてみます。

低域の力強さはありませんが、スームズかつ軽快に鳴りますね。
想像していたよりも良いです。
この組み合わせはアリですね。

3.ELAC BS192
新顔のELACを鳴らしてみます。

バランスが良いですね。
BS192のニュートラルなサウンドを美味く生かしていると思います。
RubyとELACの組み合わせはコンパクトかつ高音質なシステムを組む場合に、いい選択かもしれません。

4.JBL Control 1
次にJBLのコンパクトスピーカー Control 1を繋いでみます。

細部の表現は望めませんが、エネルギー感が良いですね。
楽しく聞ける組み合わせです。

5.VICTOR SX-3
最後に近くに置いてあったSX-3を鳴らしました。

このコンビは当たりですね。
ワイドレンジな音ではありませんが、穏やかな聞きやすい音です。

総評:
小型から中型ブックシェルフスピーカーをRubyで鳴らしてみたところ、Rubyの特徴がよく分かりました。
1.駆動力を必要とするスピーカーの相手はキツイ場合がある。
YAMAHA NS-1000Mとの組み合わせでは、力不足感がありました。
ですが、同じく30cm3ウェイのJBL 4312B MK2は案外良く鳴りましたので、組む相手を選ぶようです。

2.JBLやELACとの相性が良さそう。
聴いたJBL・ELACのスピーカーとの組み合わせは、いい感じに聞こえました。
JBLのSTUDIO 220やELACのBS72と組み合わせれば、コンパクトで音楽を十分に楽しめるシステムが組めるのではないかと思います。

担当S

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