英国B&Wの末弟600シリーズがモデルチェンジされ、新型となります。
ハイエンドのサウンドクオリティを手の届く価格で提供する新600シリーズは、Bowers&Wilkinsの最先端技術と最新のデザインを採用しています。
今回の600シリーズでは、ラインナップの合理化が図られ、ブックシェルフ型2機種、フロア型1機種、センター用1機種の計4機種での登場となります。
~主な搭載技術~
ウーファー
新600シリーズでは、ウーファーユニットが800・700シリーズで採用されているコンティニュアムコーン・ウーファーへと変更されます。
コンティニュアムコーンの利点は、音を濁らせる分割共振モーションへの急激な移行を防ぐことができ、音の色付けの原因となるユニット固有の共振音を取り除くことが可能となりました。
ケブラーコーンでは音楽信号が止まっても振動がなかなか収まらず動き続けますが、コンティニュアムコーンはすぐに信号に追従して振動が止まります。
この変更で、より滑らかな表現力を獲得しました。
B&Wが44年間使用していた黄色いケブラーコーンはついに終了となります。
ツィーター
前シリーズから引き続き、ダブルドームアルミニウムツィーターを採用。
ネオジムマグネットを磁力の大きな物へと変更し、更なる駆動力を獲得しました。
また700シリーズでも使用されているグリルへと変更し、開口部が増加したことで音の抜けがよくなりました。
ネットワーク部
700シリーズと同様の低歪抵抗とチョークコイルを採用し、アップグレードが図られました。
また、スピーカーターミナルも700シリーズと同様のものが使われます。
~モデルラインナップ~
前600シリーズは68×表記でしたが、今回のモデルから60×表記となります。
センタースピーカーHTM6以外はペアでの価格となります。
仕上げはマットブラック、マットホワイトの2色での展開となります。
603 希望小売価格:280,000円(税抜)
165mmウーファーと150mmコンティニュアムコーンミッドレンジ、25mmアルミニウムドームツィーターで構成されるフロアスタンド型スピーカーです。
サイズ:幅190mm 奥行340mm 高さ985mm(ベースを含む場合は幅320mm/奥行370mm/高さ1055mm)
重量:24.5Kg
606 希望小売価格:114,000円(税抜)
165mmコンティニュアムコーンミッドバスと25mmアルミドームツィーターの構成となるブックシェルフ型スピーカーです。
サイズ:幅190mm 奥行324mm 高さ345mm
重量:6.75Kg
607 希望小売価格:90,000円(税抜)
130mmコンティニュアムコーンミッドバスと25mmアルミドームツィーターの構成となるブックシェルフ型スピーカーです。
サイズ:幅165mm 奥行231mm 高さ300mm
重量:4.65Kg
HTM6 希望小売価格:80,000円(税抜)
サイズ:幅480mm 奥行279mm 高さ160mm
重量:7.65Kg
先日、D&M本社で行われた内覧会で聴かせていただきました。
現行モデルの686S2から新型の607、606、603へと順番に聴きます。
画像は606になります。
607:686S2よりクリアかつ力強さを感じる音で、着実に高音質化を遂げています。
606:607から低域の厚みが増し、クリアな高域とのバランスが良くなりました。
603:低域が部屋へと大きく広がり、堂々とした鳴りっぷりです。
新600シリーズは最新の技術を導入しパフォーマンスを向上させながらも、価格は据え置きという順当なモデルチェンジとなっています。
当店では606(マットホワイト)を導入いたします。
近日中に入荷する予定となっています。
ご期待ください。