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昨年より輸入が開始されたフランスREVIVAL AUDIO社のスピーカー SPRINT 3を卸さんが貸してくださいましたので、店頭で数日間鳴らしてみました。

REVIVAL AUDIO スピーカー SPRINT 3 希望小売価格:198,000円(税込)

REVIVAL AUDIOとは:
フランスのアルザス地方にて2021年に設立されたスピーカーメーカーです。
中心となるのはデンマークDynaudioやフランスFocalでフラッグシップモデルの設計や最先端の技術を生み出したエンジニアであるダニエル・エモンツ、DynaudioやIBMでのコンサルティング経験を持つジャッキー・リーです。
REVIVAL AUDIOの製品はフランスで設計・開発されています。

REVIVAL AUDIO SPRINT 3:
18cmウーファーとソフトドームツィーターで構成されるブックシェルフ型スピーカーです。
ウーファーに天然素材である玄武岩(バサルト)を使用する振動板を採用しています。
バルサト繊維と特殊なフェルトをポリマー接着剤で合わせた3層構造となっており、軽量かつ剛性が高いという特徴を持っています。
ツィーターには95%以上の共鳴を吸収するARID(Anti Reflection Inner Dome)技術を使用したソフトドームツィーターが搭載されています。

鳴らしてみよう:
アンプ:MARANTZ MODEL50
ネットワークプレーヤー:MARANTZ CD50N
のマランツ50コンビで鳴らしてみました。
SPRINT 3を鳴らした第一印象は豊かで穏やかサウンドバランスのスピーカーというところでしょうか。
18cmウーファーにより低域に余裕がありますが、高域は少し控えめです。
嫌な音を出さない聴き心地のいい鳴り方をするという印象ですね。

アンプをDENONのPMA-1700NEに変えてみます。
低域が少しスリムになり、高域は伸びやかさが改善されます。
立体的な表現力もより巧みにこなしてくれる印象です。
個人的にはこちらの方が好きですね。

フランスのアンプメーカーであるATOLLのアンプ IN30でも鳴らしてみましょう。
機材を同じ国のメーカー同士で組み合わせるというのは、音に対する感覚が近いのでうまくハマることが多いのですがこの組み合わせもバッチリでした。
音の情報量はMODEl50やPMA-1700NEの方が上な印象ではあるのですが、力みのない自然体な表現という感じで、実にちょうどいい塩梅ですね。
結局SPRINT 3を借りている間の大半はIN30で鳴らしていました。

まとめ:
2021年設立の新興メーカーながら製品の完成度の高さは素晴らしいですね。
バランスのいい鳴り方をしますので、多くのユーザーに好まれるのではないかと思います。

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