ブログ

先月末より新発売となりましたB&Wのスピーカー 705S3 Signature(色:ダトク・グロス)を展示機として導入いたしました。
店頭でご体験いただけます。

B&W 705S3 Signature 希望小売価格:714,900円(税込)

仕上げはダトク・グロスとミッドナイトブルー・メタリックの2色となります。

Signature化による変更点
1.クロスオーバーネットワーク回路のグレードアップ
空芯コイルの採用やコンデンサーのリード線により高品質なものを使用するなどグレードアップが図られています。

2.ツィーターのメッシュグリルの変更
上位モデル800D4 Signatureシリーズにて採用されたものと同様の仕様に変更され、より抜けのいい高域表現が可能となりました。

3.新型スピーカーターミナルの採用
ターミナルに使用されている真鍮のコアをより不純物の少ないものへと変更することで電気抵抗が低減されています。

4.通常モデルと異なる仕上げ
ダトク・グロスとミッドナイトブルー・メタリックという特別な仕上げとなっています。
またユニット周辺のトリムの色がゴールドとなっているなど細かな変更点もあります。

ラインナップはブックシェルフ型705S3 Signatureとフロア型702S3 Signature、センター用としてHTM71S3 Signatureが展開されます。
通常の700S3シリーズと併売となります。

店頭に届きまして開封してみた第一印象はダトク・グロスの仕上げは綺麗でいいねという点、そして通常モデルよりも重たいような気がするというところでした。
後でスペックシートを見てましたが、1台の重量は10.4Kgで通常モデル705S3(9.6Kg)よりも重たくなっています。
おそらくネットワーク回路に空芯コイルが採用されたことで重たくなっているのではないかと思われます。

鳴らしてみた~
この記事を書いている時点でおよそ100時間程度は鳴らしていますが、まだまだ伸びしろがありそうな気がします。
そのため慣らしにはそれなりに時間が掛かりそうという印象ですが、最初からなかなかいい音で鳴りますので、あまり気にしなくても大丈夫だと思います。

鳴らしてみた全体的な印象としては通常モデルよりも懐が深くなり、性能が更に高まったと感じます。
そのためなのか繋ぐアンプの特徴が非常に分かりやすいスピーカーになっていると思いました。
試聴システムのプレーヤーはMARANTZ CD50nで固定していますが、鳴らすアンプによりかなり印象が異なります。

705S3 Signatureを鳴らしてみたアンプと感じたことは下記のようになります。
DENON PMA-A110:力強さと切れ味を両立。バランスがいい印象。
MARANTZ MODEL50:マイルドで少し音に厚みを感じる。リラックスして音楽を楽しめる聴き心地の良さがある。
TRIODE TRZ-300W:潤いのある滑らかな音。真空管アンプの持つ独自の魅力を感じられる。
SOULNOTE A-2:フレッシュな鮮度感の高い音。ハマれば抜け出せなくなる感覚がある。

705S3 Signatureの試聴をする場合はDENON PMA-A110(もしくは弟分のPMA-1700NE)あたりから聴いていただけば、スピーカーの性格が分かりやすいと思います。
それよりもマイルドな方向性がよければMARANTZのアンプやTRIODEの真空管アンプを試してみると良いかもしれません。
SOULNOTEはハマれば抜け出せなくなる可能性がありますので、聴いてみる価値はあると思いますね。

まとめ~
705S3 SignatureはB&Wのブックシェルフ型スピーカーのラインアップにおいては805D4 Signature・805D4に次ぐ3番目のモデルとなります。
価格は805D4の半分ということで、その高性能ぶりを手頃な価格(結構いい価格ではありますが)で味わえるモデルに仕上げられていると感じました。
常設展示となりますので店頭でご体験いただけます。
24年6月30日購入分までAUDIO QUEST製のスピーカーケーブルがプレゼントされるキャンペーンも行われておりますので、よろしくお願いいたします。

コメントは利用できません。