DENONの110周年記念モデル4機種が発表されました。
プリメインアンプ PMA-A110
SACDプレーヤー DCD-A110
MCカートリッジ DL-A110
AVアンプ AVC-A110
(DENON公式サイトの商品情報ページへリンクしています)
色はグラファイト・シルバー(シルバーとブラックの中間のような色)となります。
全製品に5年間の長期保証が適用されます。
DENON プリメインアンプ PMA-A110 販売価格(予定):312,000円(税込)
PMA-2500NEをベースとしつつ、電子ボリュームや新型の増幅回路、上級モデルで使用されたカスタムパーツを採用することで110周年記念モデルにふさわしい高音質が実現されています。
電子ボリュームを採用することで、小音量域で左右の音量差が出るギャングエラーがなくなり、更に信号経路の短縮化が図られました。
増幅回路はPMA-2500NEではハイゲインパワーアンプでの1段増幅でしたが、PMA-A110においては可変ゲインプリアンプ+パワーアンプでの2段増幅に変更されました。
ハイゲインパワーアンプでの増幅はシンプルな回路で純度が高いサウンドですが、常に高いゲインで増幅しているため、通常の音量域ではノイズの影響を受けやすい回路でした。
A110の可変ゲインプリアンプ+パワーアンプの回路ではボリューム位置12時付近までの常用域においては、プリアンプ部での増幅を行わず、パワーアンプ部でのみ増幅します。
そのため、通常使用する音量域で大幅にノイズレベルが改善されました。
トップモデルであるSX1 LIMITEDで採用された高音質なパーツを使用するなど部品も吟味されています。
サイズ:幅43.4cm 奥行45cm 高さ18.2cm
重量:25Kg
DENON SACDプレーヤー DCD-A110 販売価格(予定):264,000円(税込)
ベースとなったのはDCD-2500NEですが、新世代のアナログ波形再現技術「Ultra AL32 Processing」を初採用し、4基のDACを用いたQuad-DACが使われるなど、見た目が近いだけで中身は別物と言っていいほどのアップグレードがなされています。
新世代のアナログ波形再現技術「Ultra AL32 Processing」では、前世代の2倍となる1.536MHz(1536kHz)へのアップサンプリングと32bitへのビット拡張処理を行うことで、デジタル録音時に失われたデータを高い精度で復元することが可能となりました。
DACはDACチップを左右2基ずつ用いるQuad-DAC構成となります。
Ultra AL32 Processingでアップサンプリングされた1.536MHz(1536kHz)の信号を半分の768kHzに分割して、DACへ入力することで従来の4倍の出力電流が得られるようになり、S/N比が大幅に改善されました。
DCD-A110のS/N比は122dBであり、他ブランドの高級SACDプレーヤーと比較しても遜色のない、世界トップクラスの数値となっています。
サイズ:幅43.4cm 奥行40.5cm 高さ13.8cm
重量:16.5Kg
DENON シェル付きMCカートリッジ DL-A110 販売価格(予定):58,600円(税込)
DENON DL-103に樹脂製の専用ヘッドシェルが装着されています。
このシェルは1960年代にDL-103がFMステレオ放送用として開発された際に使用されたものを忠実に再現しており、アーム装着時に適切なオーバーハングを実現できる設計となっています。
110周年記念ロゴプレート付き収納ケースと針先清掃用のブラシが付属します。
DENON AVアンプ AVC-A110 販売価格(予定):695,000円(税込)
AVアンプのトップモデルAVC-X8500Hの開発時に、開発期間やパーツのコストなどで使われなかったアイデアをエンジニアが再構築しまとめ上げました。
基板のパターンの厚みを倍にすることで信号を流れやすくしたり、電源トランスの下に銅のベースプレートを配置することで放熱性を改善するなど細かな改善点を積み重ね、合計で数百に及ぶパーツが変更されています。
最先端の8Kの映像信号や様々なフォーマットに対応しつつ、110周年記念モデルにふさわしい圧倒的なパフォーマンスを持つAVアンプとして登場いたします。
サイズ:幅43.4cm 奥行48.2cm 高さ19.5cm(アンテナを寝かせた場合)
重量:25.4Kg
当店ではPMA-A110とDCD-A110を展示し、DL-A110を在庫いたします。
PMA-A110/DCD-A110/AVC-A110は10月上旬発売予定、DL-A110は11月上旬発売予定です。
登場が楽しみですね。