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お客様からの下取りでPMCのスピーカー FB1が入ってきました。

PMC スピーカー FB1 販売価格:80,000円


傷や汚れなどの傷みがあります。

PMCのスピーカーは世界中の音楽スタジオでモニタースピーカーとして採用されており、音楽制作の現場で活躍しています。
スピーカーの特徴としてはエンクロージャー(箱)の内部が複雑な構造となっており、低域を増強しつつ不要な歪を低減しています。
このあたりの技術に関しましては、PMCの輸入代理店CSRさんのPMCテクロノジー解説ページをご覧いただければと思います。
http://www.kcsr.co.jp/pmc_technology.html

動作テストを兼ねて鳴らしてみることにします。
再生システムはDENON DNP-2000NE(ネットワークプレーヤー)とSOULNOTE A-1(プリメインアンプ)です。

最初に鳴らした感想としてはあまりパッとしなかったですね。
低域は豊かですが、中・高域が埋もれ気味という印象です。
発売時の定価で40万ほどのスピーカーの実力としてはちょっと期待外れというところです。

もう少しどうにかならないのかと思いましたので、スピーカー端子のジャンパープレートを変えてみることにします。
このスピーカーはバイワイヤリング接続可能なスピーカー端子で、ジャンパープレートで+側/-側がそれぞれ繋がれています。
基本的に付属品として付いてくるジャンパープレートの品質は大したことがないので、市販品のジャンパーケーブルに交換してみましょう。
今回はWireWorldのEclipse 8ジャンパーケーブルを付けてみます。

曲の出だしから明らかに違い、激変と言えるほどの変わりっぷりです。
中・高域の明瞭度が明らかに上がり、豊かな低域に負けないしっかりと主張する音になりました。
音の色付けはあまりないので、好みに合う合わないはあるとは思いますが、いい音なのは間違いないですね。
あと、鳴らしている印象としてそこそこ音量を上げた方がいい鳴りっぷりになる感じです。

あとでアンプをSOULNOTE A-1からTRIODE TRV-88XRに変えてみましたが、音に潤いが出てくる印象でこちらもなかなか良かったですね。

PMC FB1 よくできているスピーカーだと思いました。
付属のジャンパープレートは外してジャンパーケーブルを使うか、バイワイヤリング接続で使ったほうがベターというよりマストですね。

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