DENONのレコードプレーヤー DP-300F。
フルオートプレーヤーなのでボタン一つで再生が始まり、最後まで行くとアームが戻って回転が止まってくれます。
またフォノイコライザーを内蔵しているため、ライン入力しかないアンプ・レシーバーにも繋ぐことができます。
そんな機能性の高さからこれからレコード再生を始めてみたいという方、久しぶりにレコードを聴きたいという方によくお勧めさせていただく製品です。
今回はDP-300Fのカートリッジとリード線を交換して音質をアップグレードしてみようという回です。
再生システム
アンプ:MARANTZ M1
スピーカー:B&W 607S3
フォノイコライザーはDP-300F内蔵のものを使用します。
アップグレードその1:付属品のカートリッジを中電のMG-3605に変更してみる。
DENON DP-300FにはMMカートリッジ(交換針DSN-85)が標準で付属しています。
そのカートリッジを別のものに変更することで音質のアップグレードを狙います。
必要な工具:小型のラジオペンチ マイナスドライバー
今回は純正ヘッドシェル(黒)を別に用意しましたのでそちらに中電のMMカートリッジ MG-3605を取り付けます。
ヘッドシェルにカートリッジを固定する時にMG-3605に付属しているネジでも固定できなくはないのですが、ナットが締まり切らないので可能であれば18mmくらいの長さがあるネジにした方がいいと思います。

画像 下のネジMG-3605付属品 / 上 道具箱から出してきたネジ
MG-3605の説明書にリード線の接続方法が書かれていますので間違えないように繋ぎます。
リード線を繋いだ後にオーバーハングが規定値になるようにカートリッジの位置を調整します。
DP-300Fのオーバーハング(19mm)はヘッドシェルのゴムワッシャー部から針先までを45mmにすると合います。
純正シェル+MG-3605で針圧の掛かり具合・アームの高さ共に問題なく使用できます。

カートリッジをMG-3605に変えて聴いてみた印象は力強さと高域のキレが大幅に良くなり迫力のある音になったというところですね。
(音は出さずにレコード5枚分ほど再生して慣らしを行った後の感想です)
DP-300F付属品のカートリッジだと穏やかな鳴り方という印象でこれはこれで悪くないのですが、この音を聴くとなかなか戻れないと思います。
そんな訳で中電のMG-3605、付属品からの交換用のカートリッジとしてお勧めです。
ポップスやロックを楽しく聴けるようになるでしょう。
アップグレードその2:リード線をORTOFON LW-3Cに変更する。
続いてヘッドシェルのリード線を交換してみることにします。
針先がレコード盤から拾い上げた信号がカートリッジ内部の発電系で電気に変換された後に通過するのがヘッドシェルのリード線です。
短い線ですが音質に対する影響力は大きい部分です。

有った方が良い工具:千枚通しなど先のとがった物(リード線のチップを広げるため)
リード線の先端に装着されているチップがきつい場合が多いので千枚通しなどで少し広げてやると接続がやり易くなります。
力づくでリード線を入れようとするとリード線のチップ脱落や断線、カートリッジの接続ピンをボディ内部に押し込むことになったりしますのでご注意ください。


交換後に聞いてみた印象としては音の広がりがより出るようになったところ、また細かなところの表現力が向上したと感じました。
クオリティが確実に上がったと言ってもいいでしょう。
カートリッジ・リード線の交換してみましたが、音質的にはかなりアップグレードできました。
DP-300Fをお使いの方で音質改善を考えている場合はぜひチャレンジいただければと思います。
また今回はDP-300F内蔵フォノイコライザーを使用しましたが、これを外付けのフォノイコライザーにすれば更に改善できるでしょう。
そのうち試してみることにします。





