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昨年12月より新発売となりましたORTOFONの新型カートリッジ SPU GTE 105の展示機を導入したしました。
聴いてみた感想は「これぞ現代のSPU」と言いたくなるサウンドでした。

ORTOFON SPU GTE 105 販売価格:188,100円(税込)

SPU GTE 105の主な特徴:
その1.スウェーデン・Lundahl社と共同開発した昇圧トランスを内蔵
その2.GTシリーズ専用の新規開発ヘッドシェル

詳細につきましてはOrtofon Japanの商品情報ページをご覧ください。
Ortofon Japan SPU GTE 105商品情報

試聴システム:
プレーヤー:TechDAS Air Force V Premium + Kajilab KL-UA01
フォノアンプ:Soulnote E-2
プリアンプ:Mcintosh C22V
パワーアンプ:Mcintosh MC275VI
スピーカー:B&W 803D4


価格帯が近いPhasemation PP-300(MCカートリッジ)やDS Audio DS-E1(光カートリッジ)と比較してみました。
これら3機種の全体的なクオリティはかなり近い印象ですが出てくる音はかなり違いますね。

SPU GTE 105は聴いていて楽しく、安心感ある音ですね。
低域が太く豊かなSPUらしいサウンドでありながらも、そこに定位感の良さなど現代的なエッセンスがほんのりと加えられた印象です。
このあたりは新開発のヘッドシェルにより不要な共振を排除した成果なのではないかと思います。

SPUシリーズの上級機種としてMeister Silver Mk2やSynergy、Royal G MK2などがありますが、GTE 105との違いは分かりやすいです。
Meister Silver Mk2やSynergyだと品格の漂う音という印象がありましたが、GTE 105だとそのあたりは感じません。
やはり上位グレードとの差はあるかなという印象です。

SPU GTE 105の総評としてはアナログ再生の楽しさを引き出してくれる優れたカートリッジだと思います。
常設展示機となりますので店頭でご体験いただけます。
在庫も若干数ではありますが持ちましたのでよろしくお願いいたします。

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