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前回(そうだ。試聴室を作ろう。第2話)の続きとなります。
前回の実験で反射と吸音を行えば、それなりに鳴ることが分かりました。
今回は吸音のため床に置いたクッションを外して、ちゃんと部屋として使えるようにします。

様々なオーディオ用アクセサリー製品を販売しているKRYNAさんの吸音材「Watayuki」と拡散材「Azteca」を使ってみました。
小さめのサイズかつ、画びょうで壁に取り付けができますので、使いやすく邪魔になりにくいルームチューニング材といえます。

吸音材「Watayuki」 販売価格:3,200円(税込)

デスクトップオーディオスタイルから、大きなリスニングルームまで。
あなたのオーディオを、もっとリアルなステージに近づけましょう。
ポンとスピーカーの後ろに置くだけで、今まで気になっていた余分な反響音やにじみなどがスッキリ改善。
また、部屋のコーナーに置くと角にこもっていた音を吸い取り、部屋のバランスを整えます。
吸音面が増えた厚みの異なる4つの吸音ブロックが、多様な音域に対応し吸音をコントロールします。
(KRYNAの商品紹介より引用)
公式ページはこちら

拡散材「Azteca」 販売価格:4,800円(税込・色:ホワイト)

音楽を再生するとリスニングルームの中に発生する定在波が邪魔をして音をにじませてしまいます。
そこで、定在波が発生しやすい場所に拡散材Aztecaを置いて音の反射方向を散らす事で、 音の滞りを減らしてストレスのない空間をつくることができます。
また、音が吸われ過ぎ、デッドになっている場所(押入れやカーテン、ベッド等がある所)にAztecaを使うことで過度な音の吸い込みを防ぎ、部屋のバランスをとることができ、ライブ感のある音楽再生が楽しめます。
(KRYNAの商品紹介より引用)
公式ページはこちら

まず吸音材「Watayuki」を1個ずつ、部屋の4隅(天井付近)に画びょうで取付けてみました。

吸音のため置いていた大量のクッションを部屋から片づけましたが、ほぼ同じように聴こえます。
すっきり感のある聴きやすい音です。
Watayuki4個で床に置いていたクッション12個分とほぼ同等の吸音効果が得られました。

続いて拡散材「Azteca」をスクリーンの横と上側に付けました。

空間に余裕がある部屋で聴いているような感じで、高さの表現がうまく出来るようになりました。
これだけ鳴れば十分でしょう。

Watayuki・Aztecaの効果恐るべし。
音楽が全く上手く鳴らなかった部屋をリスニングルームとして十分に使えるクオリティへと引き上げてくれました。
取付ける部屋の環境次第ではありますが、当方の6畳間では素晴らしい効果を発揮してくれました。
Watayuki・Azteca それぞれ4個ずつで合計32,000円(当方の販売価格)となりますが、機材をワングレードアップした以上の効果があります。

音が左右どちらかに片寄って聴こえたり、こもって聴こえる場合はWatayukiやAztecaを使うことで改善可能です。
今回は4個ずつ使いましたが、どちらかを2個でも効果を発揮すると思いますので、初めてのルームチューニング材としていかがでしょうか。

担当S

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