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完実電気さんがPERFECTIONブランドの仮想アースシステム PFT-ES1を貸してくださいましたので使ってみました。

PERFECTION PFT-ES1 希望小売価格:297,000円(税込)

PFT-ES1はこれまでの仮想アースの概念を覆すアーススタビライザーです。(中略)
本機は世界初となる仮想アースにセレクター機能を設け、独自の理論に基づいて開発されたPAFS(PERFECTION ADAPTIVE FILTER SYSTEM)フィルターの選択、アース接続先のマテリアルを選択することができます。
お客様のシステムに合った最良の設定が行え、高周波ノイズ問題を解決に導くことができる製品です。
特に DAC やネットワークプレーヤー等デジタル機器との接続に高いパフォーマンスを発揮します。
デジタル機器はノイズの帯電量が多く、そのノイズが回り込み、他の機器への影響を与えることが懸念されています。
本機を接続することにより十分なノイズ対策がされ、接続機器のアースが安定することによって、機器の正確な動作と最高のパフォーマンスが発揮されます。
(公式サイトの商品説明より引用)

詳細な商品情報につきましては下記のリンクからご覧ください。
PERFECTION PFT-ES1 商品情報

PFT-ES1の特徴としましては、アース先に異なる2種類の素材(銅箔基板12層/異種金属板8層)を採用したこと。
そのアース先のセレクター機能とフィルター機能を持たせることにより、接続する機器に合わせた設定を行うことが可能となったことです。
アナログ機器(アンプ/フォノイコライザーなど):フィルターなし異種金属板8層
デジタル機器(CDプレーヤー/ネットワークプレーヤーなど):ローカットフィルター銅箔基板12層 という設定が推奨されています。

今回の試聴システム
ネットワークトランスポート:PRIMARE NP5 PRISMA MK2
D/Aコンバーター:ARCAM CDS50
アンプ:SOULNOTE A-2
スピーカー:JBL L100CLASSIC

まずアンプのSOULNOTE A-2にアナログ機器用の推奨設定で繋いでみます。
真ん中の空いているRCA入力端子に差し込みます。
付属している接続ケーブルは光城精工 CLONE1Rケーブルですね。

左の入力端子にFURUTECHのNCF CLEAR LINE RCAが差し込んでありますが、仮想アースとはちょっと違うところに効く感じですので、今回はこのままで試してみます。

PFT-ES1を繋いで聴いた感想としては音にまとわりついていた付帯音が低減されたようでモワッとした感じが減りましたね。
より自然な音になったという印象です。

フィルターのON/OFF、繋ぐアース素材を変えてみると効果の出方が違うのが分かります。
ダイレクト接続よりはフィルターを通した方がよりハッキリと違いが出ます。
更にアース素材へ単体で接続するよりはMix接続で2つの素材に接続した方が効果が強いですね。
ですが、効果が強い=ベストとは言えないところがありますので、ここは使われる方の好みで設定をしていただくのがいいと思います。

続いてD/Aコンバーターとして使用しているARCAM CDS50に繋いでみます。
同軸デジタル入力端子に接続します。
聴いたところA-2に繋いだ時と同じような印象ですが、こっちの方がより効果が出ている気はします。
やはりアース先やフィルターの設定を切り替えると効きが少しずつ変わります。
メーカーの推奨設定はちょうどいい塩梅という印象で、いろいろ試していて迷ったときには推奨設定に戻してみるといいですね。

PFT-ES1の背面には仮想アースを追加できるAdd Earth端子がありますので、光城精工の仮想アース Crystal E-Gを繋いでみることにします。
PFT-ES1単体で使用するよりも効果が明確な印象です。
別に仮想アースを持っている場合はAdd Earth端子に追加してみるのもいいかもしれません。

最後にネットワークトランスポートのNP5 PRISMA MK2の同軸デジタル出力端子に繋いでみました。
おっと、これはきましたね。
見通しが明らかによくなり、音の浸透力が高くなりました。
A-2とCDS50で試した時の効果が2とか3だとすると、今回は5くらいの変化量を感じます。
今回の試聴システムでPFT-ES1を使う場合はNP5 PRISMA MK2に接続するのがベターだと思いました。

まとめ~
仮想アースはその製品のみならず接続先の機器によっても効果の出方が異なりますので、なかなか奥が深いアクセサリーです。
そんな中でアース先のセレクター機能やフィルター機能の設定によって、効かせ方の調整が可能なPERFECTION PFT-ES1の利便性は素晴らしいと感じました。

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